
『複数内定をもらったけど、どう辞退すればいい?』『辞退は電話とメールどっち?』『いつまでに伝えるべき?』『引き止められたら?』『内定承諾後でも辞退できる?』——内定辞退は学生の正当な権利ですが、伝え方とタイミングを誤ると、トラブルや後悔につながります。本記事は採用視点シリーズとして、2026 年最新版の内定辞退の進め方を完全解説。①内定辞退の前提と判断軸(辞退は悪いことではない)、②ベストなタイミングと期限(承諾後の辞退も含む)、③伝え方①電話編(かけ方・時間帯・トークの型・例文)、④伝え方②メール編(件名・本文例文・連絡がつかない時)、⑤円満に辞退するコツと採用担当から見た印象、⑥オワハラ(就活終われハラスメント)への対処、⑦複数内定の選び方と辞退後の注意、を網羅。シンミドウは年間多数の採用支援を行う採用コンサル本業。採用担当が辞退をどう受け止めるか、円満な辞退とは何かを現場視点で解説しました。内定承諾の手続きは p360、企業選びの判断軸は p293、内定が出ずに悩む方は p528 も併せてご覧ください。
Contents
内定辞退は悪いことではないー前提と判断軸
内定辞退は学生に認められた正当な選択です。罪悪感で動けなくなる必要はありません。まず前提を整理しましょう。
【前提1: 辞退は学生の権利】——日本では職業選択の自由があり、内定(始期付解約権留保付労働契約)は学生側から解約できるのが原則。複数内定から 1 社を選ぶのは当然のことで、辞退自体は問題ありません。ただし誠実な手続きは社会人としてのマナーです。
【前提2: 早く・誠実に伝えるほど円満】——辞退を決めたならできるだけ早く伝えるのが、企業にも自分にも最善。企業は採用計画を立て直す時間ができ、あなたも気持ちを切り替えられます。先延ばしが最大のトラブルの元です。
【前提3: 採用担当も辞退には慣れている】——採用担当は毎年一定数の辞退を経験しています。丁寧に伝えれば、過度に責められることは基本ありません。怖がりすぎず、しかし誠意をもって対応しましょう。
【辞退すべきか迷ったときの判断軸】——複数内定で迷う場合は感情ではなく軸で判断を。①就活の軸との一致(自分が大事にしたい条件・価値観)、②事業・仕事内容への興味、③働く環境・人・成長機会、④長期のキャリア像との接続。判断の枠組みは p293『企業選びの軸の決め方』が役立ちます。
【辞退の意思が固まる前にやること】——①本当に辞退してよいか軸で再確認(勢いで辞退して後悔しない)、②辞退する企業の承諾期限・連絡先を確認、③伝える手段(電話/メール)と内容を準備。一度辞退すると撤回は基本できないため、決断は慎重に、しかし決めたら速やかに行動します。
- 前提1ー辞退は学生の権利、罪悪感は不要(誠実な手続きは必要)
- 前提2ー早く伝えるほど企業も自分も円満
- 前提3ー採用担当は辞退に慣れている、怖がりすぎない
- 判断軸ー就活の軸/事業興味/環境/キャリア像(p293)
- 辞退前ー軸で再確認+期限確認+伝え方準備、撤回は不可
内定辞退のベストなタイミングと期限ー承諾後の辞退も含む
タイミングは『決めたらすぐ』が基本。期限の考え方を整理します。
【承諾期限前の辞退】——多くの企業は内定承諾の期限を設けています。辞退するなら期限内、かつ決めたらすぐに連絡を。期限ぎりぎりまで黙っているより、早い連絡が誠実です。
【内定承諾後の辞退はできるか】——法的には承諾後でも辞退可能(労働者は原則 2 週間前の申し出で退職/入社辞退できる)。ただし承諾後の辞退は企業の迷惑度が大きいため、より丁寧な対応が必要。可能な限り承諾前に意思を固めるのが理想です。
【避けたいタイミング】——①内定式直前・直後、②入社直前(研修準備等が進む)、③連絡を引き延ばした末の辞退。これらは企業の損失が大きく、トラブルにもなりやすい。遅くなるほど角が立つと心得ましょう。
【辞退連絡の時間帯(電話の場合)】——企業の営業時間内で、始業直後・昼休み・終業間際を避けた時間帯(午前 10〜11 時、午後 14〜16 時頃)が無難。担当者が不在なら折り返しの可否を確認。
【タイミングのまとめ】: ①辞退を決めたら即日〜数日以内に連絡、②承諾前に決めるのが理想、③承諾後・直前期は丁寧さを倍に、④電話は営業時間の落ち着いた時間帯に。早さと誠実さがトラブル回避の最大のポイントです。内定が出ずに悩んでいる段階の方は p528『6 月内定が出ない焦り対策』を参照。
- 承諾期限前ー期限内かつ決めたらすぐ連絡
- 承諾後も法的に辞退可だが迷惑度大、承諾前に固めるのが理想
- 避けるー内定式直前/入社直前/引き延ばした末の辞退
- 電話は営業時間内の落ち着いた時間帯(10-11時/14-16時)
- 早さと誠実さがトラブル回避の最大ポイント

内定辞退の伝え方①電話編ーかけ方・トークの型・例文
辞退は原則『電話』で伝えるのが最も誠実。メールだけで済ませず、まず電話が基本です。
【なぜ電話か】——辞退は相手にとってマイナスの連絡。直接声で誠意とお詫びを伝えることで、円満に終わりやすい。メールのみは『一方的・事務的』と受け取られがちです。
【電話の準備】——①担当者の部署・名前を確認、②落ち着いた静かな場所から、③伝える内容をメモ(緊張で飛ばないよう)、④営業時間内の落ち着いた時間帯に。
【電話トークの型(4 ステップ)】——①名乗り(大学名・氏名・用件)、②お礼(選考・内定への感謝)、③辞退の意思(はっきりと、しかし丁寧に)、④お詫び(時間を割いてもらったことへの謝罪)。
【電話の例文】——『お世話になっております。◯◯大学の△△と申します。先日は内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。大変恐縮なのですが、慎重に検討させていただいた結果、今回は内定を辞退させていただきたく、ご連絡いたしました。貴重なお時間をいただいたにもかかわらず、申し訳ございません。』
【担当者が不在の場合】——伝言を残しすぎず、折り返しの都合を聞くか、改めてかけ直す。どうしても電話がつながらない場合のみメールに切り替える(次章)。
【電話で気をつけること】: ①辞退理由は簡潔に(後述、詳細を語りすぎない)、②引き止めには感謝しつつ意思を変えない、③菓子折り・お詫びの品は不要、④最後まで丁寧な言葉遣い。誠実な電話 1 本で、ほとんどの辞退は円満に終わります。
- 辞退は原則電話が最も誠実(メールのみは事務的印象)
- 準備ー担当者名/静かな場所/メモ/時間帯
- 型4ステップー名乗り→お礼→辞退の意思→お詫び
- 例文ー感謝+慎重に検討の結果+辞退+お詫び
- 理由は簡潔に、引き止めは感謝しつつ意思を変えない、菓子折り不要
内定辞退の伝え方②メール編ー件名・本文例文・連絡がつかない時
メールは『電話の補助』または『どうしても電話がつながらない時』に使うのが基本です。
【メールを使う場面】——①電話後のフォロー(電話で伝えた後、改めて書面でお礼とお詫び)、②何度かけても担当者につながらない場合、③企業がメールでの連絡を指定している場合。いきなりメールのみは避けるのが無難です。
【辞退メールの件名】——用件が一目で分かるように。例: 『内定辞退のご連絡|◯◯大学 △△(氏名)』。
【辞退メールの本文(型)】——①宛名(会社名・部署・担当者名)、②挨拶+名乗り、③お礼、④辞退の意思、⑤お詫び、⑥結び。
【本文例文】——『株式会社◯◯ 人事部 △△様
お世話になっております。◯◯大学の□□と申します。
この度は内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。
大変恐縮ではございますが、慎重に検討いたしました結果、内定を辞退させていただきたくご連絡いたしました。
貴重なお時間とご厚意をいただいたにもかかわらず、誠に申し訳ございません。
本来であれば直接お詫び申し上げるべきところ、メールでのご連絡となりましたこと、重ねてお詫び申し上げます。
末筆ながら、貴社の益々のご発展をお祈り申し上げます。
◯◯大学 □□(氏名・連絡先)』
【メールのマナー】——①就活用の落ち着いたアドレスから、②誤字脱字・敬語の確認、③送信時間は常識的な時間帯に、④返信が来たら一言お礼を。メール作法全般は p330『お礼メール完全ガイド』、就活マナーは p375 を参照。
【連絡がつかない・無視される場合】——①時間帯を変えて再度電話、②メールで辞退の意思を明確に記録として残す、③それでも放置される場合は証拠(送信履歴)を保管。基本的には誠実に連絡すれば問題は起きません。
- メールは電話の補助or電話不通時、いきなりメールのみは避ける
- 件名ー『内定辞退のご連絡|大学名 氏名』で一目で分かる
- 本文型ー宛名→名乗り→お礼→辞退→お詫び→結び
- マナーー就活用アドレス/誤字敬語確認/常識的時間(p330)
- 不通時ー時間変え再電話+メールで記録+送信履歴保管

円満に辞退するコツと採用担当から見た印象
辞退の仕方には『人柄』が表れます。採用担当の視点から、円満な辞退のコツを解説します。
【コツ1: 感謝とお詫びを必ず添える】——辞退の連絡は『感謝(選考の機会)+辞退の意思+お詫び』のセット。用件だけを事務的に伝えない。誠意が伝われば、相手も気持ちよく送り出してくれます。
【コツ2: 辞退理由は簡潔に・正直すぎなくてよい】——理由を根掘り葉掘り説明する必要はありません。『慎重に検討した結果』『他社とのご縁』『自分の適性を考えた結果』程度で十分。他社名や待遇の細かい比較は言わないのが無難。嘘はつかず、しかし詳細は語りすぎないバランスが大切です。
【コツ3: 引き止めには感謝しつつ意思を貫く】——『もう一度考え直してほしい』と言われたら、『大変ありがたいのですが、よく考えた上での結論です』と感謝しつつ丁寧にお断り。揺らいで曖昧な返事をすると、かえって長引きます。
【採用担当から見た『良い辞退・残念な辞退』】——良い辞退: 早く・電話で・感謝とお詫びを添えて・はっきり伝える。残念な辞退: 連絡が遅い/音信不通(無断辞退)/メール一通だけ/理由が不誠実。無断辞退(バックレ)は最悪で、大学やOB訪問先など思わぬ場面で不利になることも。
【コツ4: 最後まで関係を大切に】——一度ご縁があった企業です。社会は意外と狭く、業界で再会する可能性もあります。最後まで丁寧に対応すれば、悪い印象は残りません。辞退の仕方は、その人の信頼の作り方そのものです。
【円満辞退のまとめ】: ①感謝+辞退+お詫びのセット、②理由は簡潔・正直すぎず、③引き止めは感謝しつつ意思を貫く、④無断辞退は絶対 NG、⑤最後まで丁寧に。これだけで、ほぼすべての辞退は円満に終わります。
- コツ1ー感謝とお詫びを必ず添える(事務的にしない)
- コツ2ー理由は簡潔・正直すぎず、他社名/待遇比較は避ける
- コツ3ー引き止めは感謝しつつ意思を貫く
- 採用視点ー無断辞退(バックレ)は最悪、早く電話で誠実に
- コツ4ー社会は狭い、最後まで丁寧に=信頼の作り方
オワハラ(就活終われハラスメント)への対処
内定と引き換えに就活終了を強要されるのがオワハラ。毅然と、しかし冷静に対処しましょう。
【オワハラとは】——『就活終われハラスメント』の略。内定や内々定を出す代わりに、①他社の選考辞退を強要、②その場での内定承諾を迫る、③承諾書の即時提出を求める、④長時間拘束して他社面接に行かせない、などの行為。学生の職業選択の自由を侵すもので、応じる義務はありません。
【オワハラへの基本対応】——①その場で即答・即承諾しない(『持ち帰って検討します』)、②書面の即時提出を求められても保留できる(『家族と相談したい』等)、③他社辞退の強要には応じない(『他社の結果も見て決めたい』)。冷静に、しかしはっきり保留の意思を伝えます。
【角を立てずにかわす言い回し】——『大変ありがたいお話ですが、人生の大事な決断なので、一度持ち帰って家族とも相談させてください』。家族・大学を理由にすると角が立ちにくい。即答を避けるだけで、多くのケースは時間を確保できます。
【それでも強引な場合】——①大学のキャリアセンター/就職課に相談、②厚生労働省の相談窓口・新卒応援ハローワーク等の公的窓口、③記録(日時・言われた内容)を残す。過度なオワハラをする企業は、入社後の働き方も推して知るべしという判断材料にもなります。
【オワハラ対処のまとめ】: ①応じる義務はない、②その場で即答・即承諾しない、③家族・大学を理由に保留、④他社辞退の強要には応じない、⑤強引なら公的窓口に相談。自分の意思と職業選択の自由を守ることが第一です。
- オワハラ=内定と引き換えに就活終了を強要、応じる義務なし
- 基本ー即答即承諾しない/書面即提出も保留可/他社辞退強要に応じない
- かわし方ー『持ち帰って家族と相談』で角を立てず時間確保
- 強引なら大学キャリアセンター/新卒応援ハローワークに相談
- 過度なオワハラ企業は入社後の働き方の判断材料にも

複数内定の選び方+辞退後の注意+まとめ
辞退の前提にあるのが『どの内定を選ぶか』。後悔しない選び方と辞退後の注意をまとめます。
【複数内定の選び方】——感情や知名度だけで決めず、軸で比較を。①就活の軸との一致度、②事業・仕事内容への興味、③働く環境・人・成長機会、④勤務地・待遇・働き方、⑤10 年後のキャリア像との接続。各社を同じ項目で点数化すると見えやすい。判断軸の作り方は p293『企業選びの軸の決め方』。迷いが大きい時は、OB訪問や面談で現場の人にもう一度話を聞くのも有効。
【迷ったときの考え方】——①『どちらに行っても後悔しない理由』を探すより『どちらの方が自分の軸に合うか』、②直感も大事だが、軸という根拠とセットで、③親や周囲の意見は参考にしつつ最終決定は自分(親との対話は p494/p505 も参考に)。
【辞退後の注意】——①辞退した企業の選考案内が来たら丁寧にお断り、②辞退後に同じ企業を再受験するのは基本難しい(撤回前提で辞退しない)、③SNS 等で辞退企業を悪く書かない(思わぬトラブルの元)。
【まとめ】内定辞退の本質: ①辞退は学生の権利、罪悪感は不要だが誠実な手続きは必須、②決めたら早く・承諾前が理想、③原則電話、メールは補助、④感謝+辞退+お詫びのセットで簡潔に、⑤引き止め・オワハラには毅然と、⑥無断辞退は絶対 NG、⑦複数内定は軸で選ぶ。辞退の仕方は、社会人としての信頼の第一歩。最後まで丁寧に対応し、気持ちよく次のスタートを切りましょう。
シンミドウは埼玉・大宮を拠点に採用支援・マーケティング DX を展開する成長企業です。年間多数の採用支援を通じて、採用担当が辞退をどう受け止めるか、円満な辞退とは何かを本記事に凝縮しました。地元埼玉で成長企業のキャリアを積みたい方、本気で就活を成功させたい方は、ぜひエントリーをご検討ください。関連記事 p360『内定承諾書の完全ガイド』、p293『企業選びの軸の決め方』、p528『6 月内定が出ない焦り対策』、p330『お礼メール完全ガイド』、p375『就活マナー』、p650『夏採用完全攻略ガイド』も併せてどうぞ。
- 複数内定は軸で点数化ー一致度/興味/環境/待遇/キャリア像(p293)
- 迷ったらー軸に合うか+直感は根拠とセット、最終決定は自分
- 辞退後ー案内は丁寧に断る/再受験は基本不可/SNSで悪く書かない
- 本質ー辞退は権利、早く・電話・感謝とお詫びで円満に
- 辞退の仕方=社会人としての信頼の第一歩
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シンミドウは埼玉・大宮を拠点に採用支援・マーケティングDXを展開する成長企業です。年間多数の採用支援を通じて、採用担当が辞退をどう受け止めるか、円満な辞退とは何かを本記事に凝縮しました。地元埼玉で成長企業のキャリアを積みたい方、本気で就活を成功させたい方は、ぜひエントリーをご検討ください。