こんにちは、シンミドウ26卒内定者の茂木萌笑です!
今回の内定者インターンシップでは、さいたま市が主催する地域探求プログラム「さいたまエンジン」に参加してきました。
さいたまエンジンとは?
「さいたまエンジン」とは、さいたま市内の中高生と企業が協働し、新たなビジネスモデルを探求するプログラムです。中高生は数カ月にわたって授業の一環として取り組み、企業側はその過程に参加し、最終発表では成果発表の審査を行います。
今回私は、さいたま市立美園南中学校の3年生のクラスに参加しました。企業紹介・魅力の掛け合わせ・発表準備などの過程を一緒に体験しながら、中学生ならではの視点や独創性、取り組む姿勢に触れることができました。
弊社が参加するのは今年で3年目となりますが、今年も内定者である私たちも企業側として参加する機会をいただきました。
本記事では、企業側として参加した立場から、プログラムを通して得た気づきや、学生との関わりで生まれた学びについてまとめました。地域連携教育や、企業×学生の協働に関心のある方の参考になれば幸いです。
参加前は、「企業側として自分が役に立てるのか?」という不安が大きかったのですが、実際に参加してみると想像以上に学びや出会いがありました。
ここからは、4日間の体験を通して感じたことをお伝えします!
参加企業・学校との顔合わせ
初日は、参加企業と学校の先生方との顔合わせから始まりました。
会場に入るとすぐに名刺交換が始まり、名刺を持っていない私は、見よう見まねで受け取り方や挨拶を行いました。
その後の打ち合わせでは、過去に参加した企業の方から、このプログラムの進め方や学生との関わり方について経験談を伺いました。
名刺交換の経験がなく、まさに“社会人の洗礼”を受けたような緊張感で、心臓がドキドキしたのを今でも覚えています。
同時に、これから学生とどんな関わりができるのか、楽しみな気持ちがふくらむ時間でもありました。
♢ 学び ♢
・「見よう見まねでも挑戦すること」が大きな第一歩になる
・学生との関わりには積極的なコミュニケーションと思考を引き出す工夫が必要
1日目:企業紹介とリソースの深堀り
実際に学校を訪問し、担当クラスの生徒と初めて対面しました。
クラスに入ると、企業紹介をしたあとに、中学生がさいたま市と企業のリソースを探し、掛け合わせを考えるワークを行いました。
ただ、抽象的な概念でもある「リソース」を理解してもらうことに、学生も私も苦戦しました。
ワークでは、事前にインターン生同士で練習していた「リソース出し」の経験が役立ちました。
また、他社の方からいただいていたアドバイスの「なぜ?」を繰り返し聞くことを実践してみました。すると、中学生の思考を深ぼることができ、より多くのリソースを引き出すことができました。
学生からは、「若い社員がいる」「笑顔」「話しやすい」など、“人柄”に関するリソースも多く挙がりました。
どんな学生で、クラスの雰囲気はどうか、わくわくとどきどきが入り混じってる状態でした。
中学生が答えに詰まってしまう場面も多く、 「どうサポートするのがベストなんだろう…?」 と悩みながら関わっていました。
同時に、自分たちのふだんの態度や振る舞いが、“会社の印象そのもの”になっていることを実感し、身が引き締まりました。
◇学び◇
・「なぜ?」を繰り返すことで、相手の思考を深ぼることができる
・事前準備をしておくと、当日の思考の支えになる
・企業の“人”のふるまいが、会社のリソースとして捉えられるという責任感を持つ必要がある
2日目:アイデアの掛け合わせ
この日は、中学生が考えてくれた「企業×さいたま市の魅力の掛け合わせアイデア」へのフィードバックを行いました。
しかし、趣旨からズレているアイデアも多く、 「どう伝えれば、学生の気持ちを潰さずに方向性を示せるだろう?」 と悩む時間が多くありました。
そこで私が実践したのは以下の2つです。
① 質問で考えを深掘りする
これは1日目にも実践した方法です。
まずは、学生がどんな思考でこの答えに至ったのかを探る作業を行いました。これにより、学生の思考を知るだけではなく、情報の整理をすることにもつながりました。
また、否定的な言葉を使わずに相手の思考を促せるので、相手も前向きに考えやすいという利点もありました。
② 肯定してから意見を伝える
学生が考えた内容や意見に対してフィードバックする際に、学生を否定することなく自分の意見を伝えるようにと、常に意識しました。
また、学生の意見を一度受け止めることで、学生が私の意見を聞く姿勢になってくれコミュニケーションも取りやすくなりました。
伝え方ひとつで学生の受け取り方が変わるため、丁寧に言葉を選ぶ難しさを強く感じました。同時に、学生の柔軟な発想に何度も驚かされました。
◇学び◇
・質問を重ねることで相手の思考を広げることができる
・フィードバックは「肯定」 →「 提案」の順が効果的
・口調やタイミングなど伝え方の技術が大切である
最終目:参加企業・学校との顔合わせ
最終日は、中学生による成果発表と審査でした。
教室に入った瞬間、中学生の緊張が空気で伝わってくるほど張り詰めた雰囲気でした。
審査では、短い時間で学生の思考の背景を引き出すために、 「その選択をした理由は?」「どうしてその施策が地域活性につながると思った?」 といった質問を意識して行いました。
審査員同士でも意見が割れ、最後の1チームを選ぶまで議論が続きました。
最終的には、「地域への貢献度」を軸に判断しました。
初めて審査をする立場になり、限られた時間で本質を見極める難しさ、そして責任の重さを強く感じました。
学生の努力を見てきたからこそ、1チームに選ぶことへの葛藤もありました。
◇学び◇
・質問の質ひとつで、学生の思考の深さが見
える
・多角的な視点で評価しつつ、「軸」を明確にすることが意思決定の鍵になる
・評価には責任が伴うということを身をもって実感した
まとめ
今回のさいたまエンジンへの参加は、
「企業として学生と関わること」
「学生の思考を引き出すこと」
「伝え方の難しさ」
など、普段では得られない学びの連続でした。
さらに、学生の素直な視点や柔軟な発想に触れ、企業が学生から学ぶことが多くあると感じました。
今後、社会人として働く中でも、 今回学んだ「対話を通して相手の思考を広げる姿勢」を大切にしていきたいと思います。