
面接や説明会の日程が複数社で重なってしまった?日程変更をお願いしたら印象が悪くなる?そもそも被らせない方法はある?就活が本格化すると、こうした日程の悩みは誰もが直面します。結論から言うと、日程変更の相談自体はごく普通のことで、誠実で早い連絡さえできれば選考にはほぼ影響しません。本記事では優先順位のつけ方から依頼メールの例文、緊急時の対応まで、採用担当者の視点を交えて具体的に解説します。
Contents
【前提】面接の日程が被るのは就活では当たり前に起きる
複数社を並行して受けるのが当たり前の就活では、面接や説明会の日程が重なるのは珍しいことではありません。まず知っておいてほしいのは、日程が被ること自体はあなたの落ち度ではないという点です。企業側も学生が複数社を受けていることは十分に理解しています。
採用担当者の視点で言えば、日程調整の相談が来ること自体は日常茶飯事であり、それだけでマイナス評価にすることはまずありません。むしろ気にすべきは次の三点です。
・連絡の早さ(気づいたらすぐ伝えているか)
・依頼の言葉づかい(誠実さが伝わるか)
・変更の回数(何度も繰り返していないか)
この三点さえ押さえれば、日程が被っても慌てる必要はありません。就活全体の動き方を把握しておくと重複そのものが減らせるので、就活スケジュール(p273)の全体像を早い段階で確認しておくと安心です。日程が被った瞬間に大切なのは、焦って自己判断で片方を無断欠席することだけは絶対に避けることです。
- 【前提】複数社並行が普通なので重複は必ず起きると考える
- 【誤解】日程変更の相談だけで落とされることはほぼない
- 【評価軸】採用が見るのは連絡の早さ・言葉・回数の三点
- 【禁止】自己判断での無断欠席が最も印象を下げる
- 【心構え】被った瞬間こそ落ち着いて全体を俯瞰する
【優先順位】どちらを優先するかの決め方
日程が被った時、まず必要なのはどちらを優先するかの判断です。感覚で決めず、次の三つの軸で整理しましょう。
一つ目は志望度です。第一志望群と併願先が重なったなら、志望度の高い方を優先し、もう一方に変更を依頼するのが自然です。
二つ目は選考段階です。一次面接と最終面接が重なった場合、最終面接の方が変更を受けてもらいにくく、機会も限られます。段階が進んでいる選考を優先する方が合理的です。
三つ目は変更のしやすさです。集団説明会や大人数の一次選考は代替日程が用意されていることが多く、変更を頼みやすい傾向があります。逆に役員が同席する最終面接は日程が動きにくいものです。
・志望度が高い/選考段階が進んでいる/変更しにくい選考を優先
・志望度が低い/初期段階/代替日程が多い選考の方を変更依頼に回す
採用担当者としては、学生が自社の選考をどう位置づけているかを直接問うことはありませんが、変更依頼の丁寧さから誠実さは伝わります。優先順位を冷静に整理するためにも、面接対策(p258)とあわせて各社の選考の重みを事前に把握しておくと判断が速くなります。
- 【志望度】第一志望群を優先し併願先を変更依頼に回す
- 【選考段階】進んだ段階の選考ほど優先度を高くする
- 【変更難度】説明会や一次は動かしやすく最終は動きにくい
- 【組合せ】三軸を掛け合わせて総合的に判断する
- 【注意】その場の勢いで決めず一度書き出して整理する

【メール】日程変更をお願いする時の書き方
変更を依頼すると決めたら、次は連絡です。基本はメールで、電話指定がある企業には電話も併用します。失礼にならない依頼メールの型は次の通りです。
・件名は変更依頼だと一目で分かるように(例/面接日程変更のご相談 大学名 氏名)
・冒頭で日程調整いただいたお礼を述べる
・変更をお願いしたい旨と、簡潔な理由を添える
・こちらの候補日を複数提示する(相手の手間を減らす)
・結びで手数をかけることへのお詫びと感謝を述べる
理由は「選考が重なったため」で十分で、他社名を具体的に書く必要はありません。むしろ書かない方が無難です。
採用担当者から見ると、候補日をこちらから複数示してくれる学生は調整がとても楽で、好印象につながります。逆に「いつでも空いています」だけだと、結局やり取りが増えて手間がかかります。言葉づかいの基礎に不安があれば就活マナー(p375)を、送信後のフォローはお礼メール(p330)の型を参考にすると、一連の対応が整います。返信は企業の営業時間内を意識し、深夜の送信は避けるとより丁寧です。
- 【件名】変更依頼と分かる件名に大学名と氏名を入れる
- 【構成】お礼→依頼→理由→候補日→お詫びの順で書く
- 【理由】選考が重なった旨で十分で他社名は書かない
- 【候補日】複数の候補を自分から提示して相手の手間を減らす
- 【時間帯】営業時間内を意識し深夜の送信は避ける
【例文】そのまま使える日程変更依頼メール
実際の文面イメージを持てるよう、依頼メールの例文を示します。適宜自分の状況に合わせて言い換えてください。
件名:面接日程変更のご相談(〇〇大学 氏名)
本文:
株式会社〇〇 採用ご担当者様
お世話になっております。〇〇大学の氏名と申します。
このたびは面接の日程を調整いただき、誠にありがとうございます。
大変恐縮なのですが、先約の選考と日程が重なってしまい、ご提示いただいた日時での参加が難しい状況です。
つきましては、可能でしたら下記の候補日で再調整をお願いできませんでしょうか。
・〇月〇日(〇)終日
・〇月〇日(〇)午後
・〇月〇日(〇)午前
こちらの都合で恐れ入りますが、ご検討いただけますと幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。
ポイントは、恐縮している姿勢と感謝を過不足なく伝えつつ、候補日で相手が判断しやすい状態にすることです。
・候補日は三つ程度、幅を持たせる
・時間帯まで書くとやり取りが一往復で済む
採用担当者としては、こうした整った依頼をもらえると事務的な負担が減り、学生の段取り力にも好印象を持ちます。送信前に誤字や宛名の間違いがないか、就活マナー(p375)の観点で最終確認をすると安心です。
- 【件名例】面接日程変更のご相談に大学名と氏名を併記
- 【本文】お礼と恐縮の姿勢を冒頭にはっきり示す
- 【候補日】三つ程度を時間帯付きで箇条書きにする
- 【言い換え】自分の状況に合わせて表現を自然に調整する
- 【確認】送信前に宛名と誤字を必ず見直す

【印象】変更依頼は選考に響くのか
多くの学生が最も気にするのが、日程変更をお願いすると印象が下がるのではという不安です。採用担当者の実感としてはっきり言えるのは、常識の範囲であればまず問題にならないということです。
企業側も、優秀な学生ほど複数社から声がかかることを知っています。日程が重なるのは当然の前提であり、丁寧に相談してくれること自体はむしろ社会人として自然な対応と受け止められます。
ただし、印象を下げてしまうケースも確かに存在します。
・連絡が直前すぎる(前日や当日の依頼)
・理由も候補日もなく、ただ変えてほしいと伝える
・言葉づかいが雑で、依頼というより通告になっている
こうした対応は、日程変更そのものではなく段取りやマナーの部分でマイナスに映ります。逆に言えば、早く・丁寧に・候補日を添えて連絡できれば、変更依頼をきっかけに評価が下がることはほとんどありません。面接対策(p258)で本番の準備を整えるのと同じくらい、こうした事前の連絡対応も見られていると意識しておきましょう。誠実さは細部に表れます。
- 【結論】常識の範囲の変更依頼はほぼ選考に響かない
- 【前提】企業も複数社並行を当然のこととして見ている
- 【減点例】直前連絡や候補日なしの丸投げは印象を下げる
- 【本質】評価されるのは変更の有無でなく段取りとマナー
- 【意識】連絡対応も選考の一部と考えて丁寧に行う
📌 埼玉・大宮で成長したいあなたへ。シンミドウは新卒採用中です。
【返信】企業提示の日程に行けない時の対応
自分から日程を選ぶのではなく、企業が一方的に日時を指定してくるケースもあります。その日にどうしても行けない場合の返信の仕方を押さえておきましょう。
まず、指定日程に応じられない時こそ、まず調整いただいたことへの感謝を述べてから相談に入るのが鉄則です。いきなり行けませんと書くと、断りの印象が強く出てしまいます。
・お礼→参加が難しい旨→代替の候補日提示、の順で書く
・「その日は無理です」ではなく「別日でご相談できないか」という依頼の形にする
・可能な範囲で自分の空いている日を幅広く示す
企業が候補日を複数出してくれている場合は、その中から選んで即答するのが最も丁寧です。どうしても全て合わない時だけ、別日相談を切り出します。
採用担当者としては、指定日程への即レスや、合わない場合の代替提示がある学生は調整コストが低く、日程管理ができる人という良い印象を持ちます。返信が遅れると他の学生との枠調整が難しくなるため、可否はできるだけ早く伝えましょう。全体日程の把握には就活スケジュール(p273)を軸にすると判断が速くなります。
- 【順序】感謝→参加困難→代替提示の流れで返信する
- 【表現】無理ですではなく別日相談の依頼形にする
- 【即答】候補が複数あれば選んですぐ返すのが最も丁寧
- 【速さ】枠調整のため可否はできるだけ早く伝える
- 【幅】自分の空き日をできる範囲で広く提示する

【予防】そもそも被らせない予約時の工夫
日程調整の最善策は、そもそも被らせないことです。予約や日程確定の段階でひと手間かけるだけで、後の調整はぐっと減ります。
・面接や説明会を予約する前に、必ず既存の予定を確認してから枠を選ぶ
・第一志望群の選考日程を優先的に空けておき、そこに他社を入れない
・移動時間を甘く見ず、面接と面接の間に十分な余裕を取る
・オンラインと対面が同日に混在する場合は移動と接続の両方を想定する
特に見落としがちなのが移動時間です。午前に大宮、午後に都内といった組み方は、遅延一つで両方に迷惑をかけます。一日に詰め込みすぎないことが、結果的に一番の予防策になります。
採用担当者から見ても、無理のない日程で確実に来てくれる学生の方が安心して選考を進められます。何度もリスケする学生より、最初から現実的な予定を組める学生の方が段取り力を感じさせます。予約の前提として、スケジュール管理(p1110)の習慣を早めに身につけておくと、被り自体が起きにくくなります。
- 【事前確認】枠を選ぶ前に必ず既存予定を照合する
- 【優先枠】第一志望群の日程を先に確保しておく
- 【移動】面接間の移動時間に十分な余裕を持たせる
- 【混在】オンラインと対面の同日混在は特に慎重に組む
- 【詰込み禁止】一日に予定を入れすぎないことが最大の予防
まとめ:日程が被っても誠実で早い連絡なら問題ない
面接や説明会の日程が被るのは、複数社を並行する就活では避けられないことです。大切なのは慌てないことと、対応の順序を間違えないことです。
まず優先順位を志望度・選考段階・変更のしやすさの三軸で整理し、変更を依頼する側を決めます。次に、お礼と候補日を添えた丁寧なメールで、できるだけ早く連絡します。企業が日程を指定してきた場合も、感謝を述べてから代替を相談すれば失礼にはなりません。
採用担当者の視点で繰り返しお伝えしたいのは、日程変更の相談自体はごく普通のことで、誠実で早い連絡なら選考にはほぼ影響しないという点です。一方で、何度もの変更や無断欠席は確実に印象を下げます。だからこそ、予約段階で被らせない工夫と、スケジュール管理(p1110)による仕組み化が効いてきます。日程を制する人は就活全体を落ち着いて進められます。慌てず誠実に、が結論です。

採用のプロに就活の悩みを相談してみませんか
日程調整や面接対策など、就活の疑問はプロに聞くのが近道です。シンミドウの採用支援で、あなたに合った進め方を一緒に見つけましょう。まずは気軽にエントリーを。